内容説明
「金属バット」事件から「宮崎勤」事件まで、やさしい心と勇気ある洞察力で、多発する未知の事件と新しい主題に挑む、劇作家・山崎哲の「事件」ブック。
目次
時代背景(象徴としての「金属バット殺人事件」;孤絶するエロス;市場化された家庭と学校)
子ども・家族・学校(ファミコン;自死;思春期;自己;父親;えかき歌;世田谷「9」の字事件;目黒区両親・祖母刺殺事件;平塚市オノ男学校乱入事件;麹町小四ファミコン殺人事件;家族を見失った少年少女たちの事件簿から)
社会・風俗・思想・宗教(他界なき共同体のなかの犯罪;失われた人生の主題;豊かな時代に現れた死;犯罪の向こう側)
本音のコラム
宮崎勤事件とはなにか―おわりに