出版社内容情報
現代における自己克服とは何か。エジプトの神話と秘儀に秘められたヴィジョンの光に照らされて見えてくるもの。現代を知ることは古代エジプトを知ることにほかならない。歴史としての人智学の代表作。[関連併録]高橋巖講演「人間という秘儀に参入する」
内容説明
現代における自己克服とは何か。エジプトの神話と秘儀に秘められたヴィジョンの光に照らされて見えてくる。歴史としての人智学の代表作。[関連併録]高橋巖講演「『エジプトの神話と秘儀』を読む」(2003年)、「人間という秘儀に参入する」(2021年)。
目次
第三文化期と現代との深い外的、内的な関連
地球の生成
原子の発生
地球紀の時代区分と文化周期
宗教思想に反映された宇宙の出来事
アトランティス末期の人類と後アトランティス期の人類
古い秘儀の場
瞑想内容としての人体形姿
聖仙は秘儀の場で原始の地球の状況をイメージさせる
惑星の秘密
形と音と言葉による霊界体験
原言語が物質界にまで下りる
太陽と月と地球の三位一体化
音の形成力
オシリスとテュフォン
オシリスとイシスの働き
ホルスは未来の地球人の創造者
オカルト生理学とオカルト解剖学
月の離脱までの人体形成過程
月光の形成力〔ほか〕
著者等紹介
シュタイナー,ルドルフ[シュタイナー,ルドルフ] [Steiner,Rudolf]
1861‐1925。ハンガリーのクラリエヴィェベック(現クロアチア)に生まれる。ウィーン工科大学卒業。ゲーテ学者、哲学者として活躍した後、1902年、神智学協会ドイツ支部書記長に就任。1913年、神智学協会を離れ、人智学協会を設立。霊学的観点から新たな総合文化の必要性を説き、その影響は宗教、芸術、教育、医療、農法、経済など、広範な分野に及ぶ。1925年、スイス・ドルナハにて逝去
高橋巖[タカハシイワオ]
東京、代々木に生まれる。慶應義塾大学文学部大学院修了後、ドイツに留学。ミュンヘンでドイツ・ロマン派美学を学ぶなか、シュタイナー思想に出会う。1973年まで慶應義塾大学で教鞭をとる(美学・西洋美術史を担当)。1985年、日本人智学協会を設立。2024年3月30日、逝去
飯塚立人[イイヅカタツヒト]
京都府生まれ。高橋巖著『神秘学講義』に出会い、シュタイナーを知る。京都教育大学で教育哲学を専攻。1984年より高橋巖人智学講座を受講。1989年に渡米。スタンフォード大学教育大学院博士課程でネル・ノディングズに師事し、ケアリングの倫理を学ぶ。1991年より日本人智学協会会員。ケアリング人智学・シュタイナー研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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