出版社内容情報
何が命題を真にするのか。分析哲学の王道たる真理の問題を最新の分析的形而上学に接続し、現代哲学の新しい領野をひらく気鋭の一冊。
【著者紹介】
1978年、千葉県生まれ。慶應義塾大学法学部、同文学部卒業。2011年に慶應義塾大学大学院文学研究科・後期博士課程を単位取得退学後、2012年に同大で博士号(哲学)を取得。日本学術振興会特別研究員(PD、埼玉大学)を経て、現在は慶應義塾大学、成城大学ほかで非常勤講師。専門は、形而上学、現代倫理学、初期現象学。著書に『ワードマップ 現代形而上学』(共著、新曜社、2014年)、訳書に『現代普遍論争入門』(春秋社、2013年)。論文に「ブラッドリー的無限後退は事態の存在論にとって無害なのか」、「道徳的判断と動機付け」、「後期ブレンターノの存在論」など。2012年に日本倫理学会和辻賞(論文部門)を受賞。
内容説明
何が命題を真にするのか。トロープの存在をめぐって哲学の王道たる真理論を最新の分析形而上学に接続し、現代哲学の新しい領野をひらく気鋭の意欲作。
目次
第1部 準備作業(述定的真理の問題;“真にするもの”に基づくアプローチ)
第2部 “真にするもの”を求めることの正当性(“真にするもの”の説明的性格;真にするもの原理と全面主義;スリングショット論法)
第3部 最善の“真にするもの”としてのトロープ(“として対象”に抗して;事態に抗して1―統一性の問題を中心に;事態に抗して2―因果的説明の実在的基盤)
著者等紹介
秋葉剛史[アキバタケシ]
1978年千葉県生まれ。慶應義塾大学法学部、同文学部卒業。2011年に慶應義塾大学大学院文学研究科・後期博士課程を単位取得退学後、2012年に同大で博士号(哲学)を取得。日本学術振興会特別研究員(PD、埼玉大学)を経て、現在は慶應義塾大学、成城大学ほかで非常勤講師。専門は、形而上学、現代倫理学、初期現象学。2012年に日本倫理学会和辻賞(論文部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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