出版社内容情報
人生に意味はあるか? 古今東西の人々が苦悩した大問題に、現在只今の「生」の現場を基盤として真正面から挑む哲学の格闘。
内容説明
人は生の意味を求めて煩悶し、時にその無意味さに絶望する。仏教やキリスト教、トルストイ、ニーチェ、ベルクソン、フランクルなど、この難題に挑んだ先人の思索を参照しつつ、既存の価値体系でなく、現在只今の体験の現場から「生」の意味を解明し、ニヒリズムを克服する粘り強い哲学的思索。
目次
第1章 序論―「人生の意味」と哲学
第2章 「連関意味」論の開始―「人生の意味」へ向けて
第3章 人生の意味
第4章 連関意味の相互主観的構成
第5章 歴史と連関意味
第6章 ニヒリズムの淵源
第7章 ディレンマからの解放
著者等紹介
佐藤透[サトウトオル]
1961年、新潟県生まれ。東北大学大学院文学研究科博士課程後期課程修了。哲学専攻。博士(文学)。現在、東北大学大学院国際文化研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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