出版社内容情報
外界と心の二分法を否定し、人間の内面を消去する「外部主義」で新しい知識観を構築した、現代最高の哲学者の論文14編。
内容説明
言語の社会性・公共性を徹底し、主観性と客観性の二分法を否定する「外部主義」。現代最高の哲学者デイヴィドソンが、名著『真理と解釈』の問題意識をさらに発展させ、「懐疑論」や「他者の心の謎」を克服する新しい知識論の構築を試みたスリリングな論文14編を収録。詳細な解説「外部主義と反還元主義」を付す。
目次
第1部 主観的(第一人称の権威;自分自身の心を知ること;主観的なものの神話;心に現前するものは何か;不確定性の主張と反実在論;自己の概念の還元不可能性)
第2部 間主観的(合理的動物;第二人称;思考の出現)
第3部 客観的(真理と知識の斉合説;経験的内容;認識論と真理;認識論の外部化;三種類の知識)
著者等紹介
デイヴィドソン,ドナルド[デイヴィドソン,ドナルド][Davidson,Donald]
1917年、マサチューセッツ州生まれ。1939年、ハーバード大学卒。1941年、同大学院で修士号取得。1942年から1945年まで兵役を務めたのち大学院に戻り、1949年にPh.D.を取得。クイーンズ大学を皮切りに、スタンフォード大学やプリンストン大学など多くの大学で教鞭を執り、1981年からはカリフォルニア大学バークレー校の哲学教授として20年以上勤める。2003年8月、逝去。現代の言語哲学や心の哲学において最も重要な哲学者といわれる
清塚邦彦[キヨズカクニヒコ]
1961年生。東北大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。山形大学人文学部准教授。専門は言語哲学、哲学的記号論
柏端達也[カシワバタタツヤ]
1965年生。大阪大学大学院人間科学研究科博士課程単位取得退学。博士(人間科学)。千葉大学文学部准教授。専門は行為論、形而上学
篠原成彦[シノハラクニヒコ]
1961年生。九州大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。信州大学人文学部准教授。専門は言語哲学、心の哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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田蛙澄
roughfractus02
urza358