出版社内容情報
科学と宗教は両立可能か? プラグマティズム哲学の普及者、「心理学の父」ウィリアム・ジェイムズの思想を丹念に読み直し、科学の普及する世界における救済の可能性を考える。一人ひとりの生活に寄り添うジェイムズ哲学の魅力を、平易な文体で描く啓蒙書。
内容説明
科学の時代に救済は可能か?プラグマティズム哲学の誤解を解き、科学と宗教の関係を問い直す。プラグマティズム哲学を普及させた哲学者・心理学者ウィリアム・ジェイムズの思想を丁寧に読み直し、信仰と科学の両立にむけて新たな可能性を拓く。
目次
救済の宗教と科学の時代
第1部 ジェイムズの宗教観と科学観(科学の時代とジェイムズ;ジェイムズの救済論;道徳と宗教;ジェイムズとダーウィン主義)
第2部 ジェイムズ哲学と「宗教と科学」(プラグマティズム;自然主義と超自然主義;信じる意志;ジェイムズの自由意志論;信仰と救済)
著者等紹介
林研[ハヤシケン]
1968年、京都市生まれ。早稲田大学人間科学部卒業、京都大学大学院医学研究科博士後期課程修了。理化学研究所研究員、京都大学研究員を経て、大谷大学大学院文学研究科に入学。2014年、同博士後期課程修了。博士(医学)、博士(文学)。現在は大阪経済法科大学客員研究員のほか、大阪保健医療大学非常勤講師、藍野大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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