出版社内容情報
大乗仏教の中心テーマ「空」とは何か。原始仏教,般若経の空より説きおこし,『中論』を中心にその論理を扱う。ナーガールジュナ(龍樹)の生涯・著作・弟子等について付論。
内容説明
「空」とは何か。学者もとかく避けて通り難問、「空とは何か」空の哲学者・ナーガールジュナ(竜樹)の主著『中論』を手がかりに仏教の根本概念を解明する。
目次
第1編 理論的思考(空観はニヒリズムか?;論争の相手―論争の相手となった哲学学派;運動の否定 ほか)
第2編 否定の論理の実践(空の認識の具現;『中論』における生と死;ニルヴァーナ ほか)
第3編 空をめぐる論争(空の思想に対する全面的論難(シャンカラ)
〈空〉の立場における主体性についての論争
〈空〉の論理的正当性についての論争 ほか)
第4編 付論(比較思想から見たナーガールジュナ;ナーガールジュナの生涯;ナーガールジュナの著作 ほか)
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