オウム真理教事件と解離性障害―中川智正伝

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オウム真理教事件と解離性障害―中川智正伝

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  • サイズ 46判/ページ数 368p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393299678
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0014

出版社内容情報

中川智正はなぜオウム真理教事件に実行役として関わっていったのか。中学生時代の友人である著者が、660回にわたる面会記録と裁判記録から、解離性障害から人格が支配されるようになった経緯を初めて明らかにした伝記。

――中川智正は、本来なら伝記など残されるような人間ではなかったろうし、また、なるべきでもなかった。彼にこうした伝記が必要となったのは、彼がオウム真理教団に加わり重大事件に関与したためであることは論を待たない。しかも、彼はよくある狂信者として犯罪に関与したのではなく、幼少期から巫病者(=巫者)の兆候があったところ、二五歳にして本格的に解離性障害を発症し、それゆえに重大事件に関わったという理解されにくい背景があるので、特にこの点を記録しておくことは後世に意味がある。――「はしがき」より


「どうして事件が起こったのか、明らかになっていない」 この事件、死刑で終わらせることなどできない。
――大宅壮一ノンフィクション賞受賞作家・川口有美子氏

甲本ヒロトの耳にビートルズが流れ、ボクの耳にはビートたけしが流れていた十代の頃、 ケツには光の粒が降っていた。その経緯を同級生K君が説き明かす。
――漫才師・水道橋博士氏

内容説明

中川智正は、本来なら伝記など残されるような人間ではなかったろうし、また、なるべきでもなかった。彼にこうした伝記が必要となったのは、彼がオウム真理教団に加わり重大事件に関与したためであることは論を待たない。しかも、彼はよくある狂信者として犯罪に関与したのではなく、幼少期から巫病者(=巫者)の兆候があったところ、二五歳にして本格的に解離性障害を発症し、それゆえに重大事件に関わったという理解されにくい背景があるので、特にこの点を記録しておくことは後世に意味がある。

目次

第1 生い立ち(昭和三七年から昭和六三年)
第2 巫病の本格的発症とオウム真理教団への加入(昭和六三年から平成元年)
第3 オウム真理教団への出家と重大事件への関与(平成元年から平成七年)
第4 逮捕・起訴・裁判(平成七年から平成二三年)
第5 死刑囚としての生活
第6 最期

著者等紹介

久保田正志[クボタマサシ]
1963年、東京に生まれる。岡山大学教育学部附属中学校、都立小石川高校を経て1988年に東京大学法学部卒業。1997年東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士)、2020年法政大学大学院博士後期課程人文科学研究科史学専攻単位取得退学。現在、特定非営利活動法人城塞史跡協会理事長。窪田柑寧の高座名で軍記・軍談を読む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Go Extreme

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オウム事件と解離性障害 幼少期からの巫病兆候 解離性障害の本格発症 理解されにくい行動背景 なぜでなく、いかに記述 獄中でのテロ対策協力 絞首刑の残虐性への見識 異常者の独白を超えた体験記 麻原による中川利用の底流 解離性障害者を包摂する社会 みなありがとう、最後の言葉 神秘体験と激しい苦悶 責任能力減退の可能性 視聴体験は真実の体験 体験前提でなければ理解不能 死刑囚の社会貢献と執筆 今日が最後かもしれません 自分のしたことの結果 宗教学と精神医学の関係 精神科への偏見なき受診2025/05/01

中将(予備役)

1
オウム事件に関与し、死刑となった中川智正について、抱えていた「神秘体験」を軸に旧知の同級生が書いた評伝。医学的に解離性障害と説明される症状を抱えた人間が反社会的なカルトにのめり込み、「転生」を感じるという実感を伴いながら犯罪に関与していく様子が裁判資料を参照しながら詳細に記述されていて、食傷気味ながらも興味深かった。2025/04/20

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