内容説明
「帝国日本」への協力と抵抗。対外膨張政策により孤立を深めた日本はついに戦争に踏み切る。取り締まりが強化され、神聖天皇崇敬と国家主義が過熱していく。その渦中で、各宗教団体や思想家はどのように戦争と向き合ったのか。そして「帝国日本」は国民や植民地にいったい何をしていたのだろうか。
目次
第1章 総論―総力戦体制下の新たな宗教性と宗教集団
第2章 思想と宗教の統制
第3章 植民地における宗教政策と国家神道・日本仏教
第4章 戦争協力と抵抗
第5章 昭和初期の新宗教とナショナリズム
第6章 戦争・哲学・信仰
第7章 超国家主義と宗教
第8章 戦時下の生活と宗教
著者等紹介
島薗進[シマゾノススム]
1948年生まれ、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学、東京大学名誉教授、上智大学グリーフケア研究所所長
大谷栄一[オオタニエイイチ]
1968年生まれ、東洋大学大学院社会学研究科社会学専攻博士後期課程修了・博士(社会学)、佛教大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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