内容説明
煩悶の時代大正と「宗教的なもの」。近代化も一段落した大正の日本。だが、それがむしろ青年たちを煩悶させ、「宗教的なもの」へ向かわせることになった。教養として受容される宗教的な書物、巷に拡がる霊的民間療法、宗教的共同体による社会事業。そして地方神社の行政機関化と神社中心主義、近代最初の皇位継承など煩悶の時代の宗教現象を論じる。
目次
第1章 総論―大正宗教史の射程
第2章 大正の教養主義と生命主義
第3章 心霊と身体技法―霊動するデモクラシー
第4章 近代宗教とジェンダー―明治・大正期の女性と宗教
第5章 地域社会と神社
第6章 社会事業と宗教的共同体
第7章 天皇信仰の展開
第8章 日系仏教の海外への拡がりと思想交流
著者等紹介
大谷栄一[オオタニエイイチ]
1968年生まれ、東洋大学大学院社会学研究科社会学専攻博士後期課程修了・博士(社会学)、佛教大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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