内容説明
禊ぎ・祓いの意味から、人間の魂・霊界の構造まで…大自然への畏敬と感謝から生まれた日本古来の信仰、古神道の真髄をわかりやすく説く。
目次
第1章 神道とは何か
第2章 神社とは何か
第3章 禊ぎの思想
第4章 祓いの思想
第5章 古神道の霊学
第6章 古神道の他界観
第7章 神霊のさまざまな世界
第8章 鎮魂の行法
第9章 正しい神との交渉のために
第10章 新しい時代の信仰へ
付 山蔭神道の行法・祝詞
著者等紹介
山蔭基央[ヤマカゲモトヒサ]
1925年(大正14年)岡山県生まれ。18歳の時に肺結核を患い仮死状態になるが奇瑞によって回復、その後修行中に失明者を癒す体験などを経て神道修行に入る。1949年(昭和24年)、明治天皇外戚家中山忠徳の猶子として山蔭神道家第79代を相続する。1966年(昭和41年)、宗教法人山蔭神道を設立、管長となる。1960年(昭和35年)には、亜細亜大学に近代経済学を学び、政治経済の研鑽を深める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あまね
20
とても勉強になりました。貴重な神道の教えについてよくまとめられていると思います。スピリチュアルの危険性などについてもなるほどと思うことが多く、著者が何度も仰る『清明正直』の大切さを感じました。大風呂敷を広げる声には注意して、明るく清々しく生きていくことをより心掛けたいと思います。2017/09/29
fuwari_rika
5
神道のことを知りたくて拝読。色んな宗教からの視点(とくにキリスト教)を交えながら、神道の思想を解説。低級霊がどうやって人にアクセスしてくるかの例などを読んで「あぁ、いたなあ。そういう人が…」と思い出した。神社と寺院の歴史的関係や流れなどにも触れている。スピリチュアルの危険性についての解説もあり、なかなかよかった。奇跡や神の声に奢ってはいけない、真の神はいつも自分の中にあるということを教えてくれる。2013/08/17
隠者
3
宗教は歴史の概略であり民族を知るなら宗教を学べというのがよくわかる。修行=何かのせいにせず自分の感情から発してるのできちんとそれを全て吐き出す、と考えればわかりやすい。神様に感謝しなさいも自然と出てくるものだから強要する物でもなしできないならそれ相応に原因があるわけで。座禅という物が精神の安定とか修行のみを切り取ったもの、宗教が礼拝のみを切り取った物に分かれてしまってると考えるとわかりやすいかも。何にせよ祈れば救われるとかっていう思考停止の他人任せにしたらいけない。2022/04/14
チダ(uy1)
3
youtubeでご著者を知りアマゾン高評価で拝読。古神道とは、その神様神霊などについて。「清明正直」が本源で禊と浄めなどの思想さらに呼吸法含めた行法など。ちなみに占いは低次の理法。やはりテレビなどは避けて正解なのですね。ありがとうございます。再読予定。2017/08/17
まる
2
手元に置いて何度も見返したい本2014/06/05