人生の夕べに

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  • サイズ A5判/ページ数 240p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784393291535
  • NDC分類 160.4
  • Cコード C0014

出版社内容情報

比較言語学、比較神話学、比較宗教学の創始者が、人生の意味、生死の苦悩、そして様々な宗教の枠を超えた真の信仰について、内奥の思いを告白した、感動的な魂の書。

著者略歴 マックス・ミュラー(1823-1900)は、比較言語学、比較神話学、比較宗 教学という三つの大きな学問の祖であり、日本の近代的な仏教学・インド学にも大きな 影響を与えた巨人。『冬の旅』の作者ヴィルヘルム・ミュラーの子としてドイツに生ま れ、オックスフォード大学で言語学を教授、世界的な名声を得た。

宗教学の創始者が、人生の意味、生死の苦悩、そして様々な宗教の枠を超えた真の信仰について内奥の思いを告白した、感動的な魂の書です。人生の終盤を迎えている人にお薦め。
ミュラーの死後、妻が読書界の熱心な要望に応えて、信仰に関するミュラーの文章を、 著作や書簡や草稿から抜粋し編集したもの。単なる学者にとどまらず、詩人であり求道 者であり、人生の明け暮れを見届けた人の肉声ともいうべき、達観した知恵と高貴な信 仰の言葉。

内容説明

本書は、比較宗教学の創始者マックス・ミュラー(1823‐1900)の信仰に関する文章をその死後に妻が抜粋・編集したものである。膨大な著作や講演の端々、また書簡や草稿の随所から聞こえてくるのは、単なる学者にとどまらない、詩人であり求道者であり、人生の夜明け夕暮れを見届けた人の肉声ともいうべき、達観した知恵と親密な信仰の言葉である。

目次

生きる術

聖書
子供たち
ロゴスなるキリスト

神的存在
神聖なるもの
疑い
宗教の進化〔ほか〕

著者等紹介

ミュラー,マックス[ミュラー,マックス][Muller,Max]
1823‐1900。詩人ヴィルヘルム・ミュラーを父としてドイツに生まれる。ベルリンとパリに学んだ後、若くしてイギリスに渡り、オックスフォード大学の教授となる。『リグ・ヴェーダ』の校訂やウパニシャッドの翻訳などでインド学を確立、さらに『言語学講義』『宗教学序説』などを著し、比較言語学、比較宗教学、比較神話学の創始者とされる。「宗教学SCIENCE OF RELIGION」を提唱し、キリスト教絶対主義を脱して、あらゆる宗教を客観的・科学的に比較研究すべきであると主張した。イスラムやイラン、インド、中国の諸宗教の主要な文献を『東方聖典集』(51巻)として英訳編集した

津城寛文[ツシロヒロフミ]
1956年、鹿児島県生まれ。1981年、東京大学農学部林学科卒業。1989年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学(宗教学・宗教史学専門課程)。博士(宗教学国学院大学)城西国際大学助教授、静岡県立大学教授などを経て、2003年10月より、筑波大学哲学思想学系教授
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感想・レビュー

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mittsko

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著者マックス・ミュラーは比較言語学、比較神話学、比較宗教学の祖とされる大学者 本書は、宗教と信仰に関する、かなり個人的な、公式非公式な断章を集めたアンソロジー 19世紀末、世界最高峰を占めていた知識人の、学問と人生哲学の間があふれ出す それは、宗教的とも世俗的とも云い切れない、ある《人間的な》世界観=価値観の表明といえようか… さて、一般の読者は本書に どんな感想をもたれるのか…? 宗教学者の私には、宗教研究の科学モデルへの過剰な傾斜を戒めるのに役立つのだが… そうでない方がたは…? この疑問が大きかった2011/10/20

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