出版社内容情報
霊性と狂気の境界に存在する聖者やグルたちの言動,師と弟子の関係,修行と洗脳,道徳とその超越,カルトの形成などについて,内部に踏み込んで分析したスリリングな宗教学。
内容説明
伝統的宗教における風狂の行者から、グルジェフ、クロウリー、トゥルンパ、ラジニーシ、ダー・ラヴ=アーナンダといった現代のグルまで、霊的奇人たちの行状・思想・意義を鋭くえぐったスリリングな宗教学。
目次
第1部 現象(聖なる狂気―さまざまな宗教的伝統における穏健な霊的奇人たち;狂気の智慧―さまざまな宗教的伝統におけるラディカルな霊的奇人たち;現代における狂気の智慧の師、その偉業と奇行―ならず者のグルから霊的道化まで ほか)
第2部 背景(霊的修業―あらゆる道を超えた道;グル―殺人免許;弟子―霊的クローン化か、はたまた洗脳か? ほか)
第3部 意義(聖なる狂気、および常識的現実という煙幕;聖なる狂気を理解すること;聖性、狂気、道徳)