出版社内容情報
中世後期の修験道確立期における役行者伝、熊野や大峰の神格の霊地、峰入を中心とする儀礼を中心とする教えを知るために必須の聖典「修験五書」のうち三書を初めて現代語訳し解題と注を付した、初心者にも修験道の真髄が学べる書。
内容説明
開祖とされる役行者の伝記、熊野や大峰の神格と儀礼などをまとめた、主要な修験道の三書の初めての現代語訳。修験道や仏教の用語に不慣れな人のために、注や括弧の例で補い、詳細な解題も加えた決定版。
目次
1 『役君形生記』(解題―『役君形生記』;現代語訳―『役君形生記』)
2 『修験指南鈔』(解題―『修験指南鈔』;現代語訳―『修験指南鈔』)
3 『修験修要秘決集』(解題―『修験修要秘決集』;現代語訳―『修験修要秘決集』;付録―『修験道修要秘決』最極分)
4 その他の解題(『修験三十三通記』;『修験頓覚速証集』;『三峯相承法則密記』)
著者等紹介
宮家準[ミヤケヒトシ]
1933年東京都生まれ。東京大学博士課程修了。文学博士。現在、慶應義塾大学名誉教授、日本山岳修験学会名誉会長、日本印度学仏教学会名誉会員。元日本宗教学会会長。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。