出版社内容情報
日本仏教諸宗と、民俗宗教である修験道の営みとに共通する事項を抽出し、それを通して民俗宗教思想の展開を跡づける。霊山での修行により得た験の行使によって人々の不安を解消する修験道の営みと、日本の仏教諸宗の修行・具体的な救済方法とには、通底する民俗宗教の思想があると思われる。日本仏教の中に民俗宗教である修験道と共通する事項を抽出し、それを通して民俗宗教思想の展開を跡づける。
宮家 準[ミヤケヒトシ]
著・文・その他
内容説明
修験道の営みと日本の仏教諸宗の修行・具体的な救済方法に通底する民俗宗教の思想。それらに共通する事項を詳細に抽出し、民俗宗教思想の展開を跡づける。
目次
第1章 南都仏教と山岳修験
第2章 天台宗と修験道
第3章 真言宗と修験道
第4章 浄土教と山岳修験
第5章 禅宗と山岳修験
第6章 日蓮宗と山岳修験
第7章 近代の真言・天台教団と修験教学者
著者等紹介
宮家準[ミヤケヒトシ]
1933年東京都生まれ。東京大学博士課程修了。文学博士。現在、慶應義塾大学名誉教授、日本山岳修験学会名誉会長、印度学仏教学会名誉会員。元日本宗教学会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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