出版社内容情報
神と人の関係を独自に捉えた滝沢の「インマヌエル(神,我らと共に在す)哲学」の核心を,親しく教えを受けた著者が,厳密な分析により明示。その現代的意義をも力説する。
内容説明
西田哲学とバルト神学を学び、独自のインマヌエル哲学を構築した滝沢克己―その思想の核心を、特に重要な不可逆概念に焦点を絞り、鮮やかに論じ尽くした注目の一書。
目次
序章 一般に哲学思想書を読むさいの留意点
第1章 滝沢克己のインマヌエルの神学―西田哲学および八木神学と比較しつつ
第2章 鈴木亨氏の宗教哲学と滝沢克己のインマヌエル哲学―その根本的類似性ときわどい相違点
第3章 鈴木亨氏の滝沢克己批判に応える
第4章 田川建三氏の滝沢克己批判に応える
第5章 カール・バルトの神学的人間学―その素描と根本的批判
著者等紹介
柴田秀[シバタシュウ]
1947年、名古屋市に生まれる。京都大学経済学部・文学部卒業、同大学哲学科倫理学修士課程・同博士課程修了。1979年、ドイツ、エッセン大学(DAAD奨学生)およびハイデルベルク大学(客員研究員)神学部に1981年まで留学。1987年、千葉商科大学助教授。1992年、九州大学博士(文学)号取得。1993年、千葉商科大学教授、現在に至る。1997年、ドイツ、ハイデルベルク大学およびアメリカ、クレアモント大学に客員研究員として招聘される。滝沢克己協会会員
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