出版社内容情報
聖心女子大学の教育・歴史を振りかえると同時に、日本のミッションスクールのあり方、現代世界における宗教教育の未来を問う一冊。
内容説明
宗教を教えないことによって日本の教育はなにを失ったのか?日本におけるミッションスクールの歴史をふりかえりながら今後の教育のあり方を提案する。
目次
1 宗教教育の可能性(教育改革と宗教教育の新たな可能性―三分法を超えて;情報時代の宗教教育を考える;霊性と人格(ペルソナ)のゆくえ―教育との関連で)
2 キリスト教教育のこれまで(創立期の聖心会学校における「リベラル・アーツ」;聖心会創立期の教育と修道会の発展;聖心女子大学の理念と教育―聖心スピリットに根ざした教養;プロテスタント系女子教育の理念をめぐって―青山学院と東京女子大学のケースから)
3 宗教教育のこれから(カトリック学校における宗教教育の意義と今後の課題;グローバル化時代における「聖心スピリット」の涵養―海外スタディツアーの試みを事例に;宗教系大学の社会貢献とスピリチュアリティの教育)