出版社内容情報
明治も百年余、あらためて日本精神史の意義がかえりみられる今日、維新の大立物として脚光を浴びる鉄舟の生涯と行実を描く。無刀流の極意〈剣禅一味〉の消息をも伝える。
内容説明
江戸を戦火から救うために功績のあった鉄舟。西郷隆盛をして「いのちも金も名誉もいらぬ男は始末に困る」と言わしめた幕末・明治の傑物の全体像を余すところなく描く。
目次
1 山岡鉄舟とは
2 鉄舟の功業
3 鉄舟の書
4 鉄舟の剣
5 鉄舟の禅
6 鉄舟の人と思想
7 鉄舟と天田愚庵
8 むすび
著者等紹介
大森曹玄[オオモリソウゲン]
明治37年山梨県に生る。大正12年日本大学修。大正14年この年以来、京都天龍寺関精拙に参学。昭和9年直心道場を創立、終戦の年まで武道を教授す。昭和21年天龍寺管長関牧翁に得度を受け僧籍に入る。昭和23年東京高歩院住職。昭和53年花園大学長となる。平成6年示寂
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。