出版社内容情報
唐代末の禅者趙州の語録を、通読可能な現代訳としてはじめて提示し、また坐禅の実践に有益な解説を付して提示する待望の書。
【著者紹介】
1932年東京に生まれる。横浜国立大学経済学部卒。1969年安谷白雲老師に受戒。1971年安谷白雲老師より大事了畢の証明を受け、慈雲軒の軒号を受ける。1973年安谷白雲老師遷化後、山田耕雲老師に師事。1975年ロンドンに於て再見性。1985年山田耕雲老師より嗣法。1989年三宝教団第三世管長に就任、2004年10月三宝教団管長を退任。以後渋谷区代々木上原禅堂、ドイツミュンヘン郊外、ヴァイアン禅堂、及びシンガポール禅堂において指導現在に至る。
内容説明
わたしも悟れるのか?我々は悟っているのか?千年前に120歳まで生き「仏」とは何か、「生きる」ことの本質とは何かを説いた趙州従〓(しん)禅師の永遠に輝く「言葉」に直参。道元も「趙州古仏」と讃えた禅師の真骨頂を、わかりやすい現代語訳と私解を通して実践的に読み取る。「趙州禅師語録」を通読するための唯一無二の書であり、公案のような謎に満ちた人生航路の指針として必備の書。
目次
趙州真際禅師行状
趙州真際禅師語録(南泉に随侍時代の話;口唇皮禅の真髄;示衆の話;諸方看見の話;大悲心の話;生死脱落底の偈)
著者等紹介
窪田慈雲[クボタジウン]
1932年東京に生まれる。1949年安谷白雲老師に初相見。1955年横浜国立大学経済学部卒。1969年安谷白雲老師に受戒。光山巍堂の居士号を受く。1971年安谷白雲老師より大事了畢の証明を受け、慈雲軒の軒号を受ける。1973年安谷白雲老師遷化後、山田耕雲老師に師事。1975年ロンドンに於て再見性。1983年宗教法人三宝教団正師家に任命される。1985年山田耕雲老師より嗣法。1989年山田耕雲老師遷化に伴い、三宝教団第三世管長に就任、2004年10月三宝教団管長を退任(山田凌雲老師継承)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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