出版社内容情報
禅の見性、悟りの実感とはいかなるものか? 禅者の日常における克明な心の動きや公案問答の実際を記した見性体験の未曾有の記録。
内容説明
悟りの境界。柏樹子の話に賊機あり。正念相続とは連続する“空”の自覚。禅者の心の内面底、その深淵な境界を克明に記した希有な日録。公案・問答・室内の実際も記された求道のための懇切な指針。
著者等紹介
角倉蘿窓[スミクララソウ]
1903年~1992年。明治36年、広島県府中市上下町に生まれる(戸籍名・角倉志朗)。大正7年、仏通寺丸山雪庭老師に相見。大正13年、円覚寺古川堯道老師に就く(東大法学部1年)。昭和2年、東大大学院入学、河合栄治郎教授研究室。昭和3年、内務省警保局属。昭和8年、獅子王窟蛮山老師に就く。昭和9年、近衛貴族院副議長に随行して渡米、欧州各国出張。昭和11年、蛮山老師遷化、法嗣正能古巌老師に就く。昭和16年、一夢蘿窓の安名を受ける。昭和20年、非常時下東宮職開設、東宮侍従兼東宮傳育官。昭和24年、国会図書館調査立法局長。昭和30年、出光興産(株)常勤参与。昭和42年、古巌老師より正燈窟の窟名を受け嗣法(在世中東京7、大阪3道場開設)。昭和48年、生存者叙勲、勲二等瑞宝章。平成4年、遷化、追贈従三位(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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