出版社内容情報
わずか42字のお経が持つ本当の功徳とは?『十句経』読誦にまつわる奇蹟・霊験譚の数々を活写しつつ,〈真正の大霊験〉とは何かを,白隠がその禅定の核心に触れて語る奇書!
内容説明
わずか42字のお経の秘められた真正の大功徳とはどのようなものかを、禅=瞑想の到達点・悟りの核心から語る。
目次
九州の大名某に与えた書簡
三条の町家某が妻の難病に北野天神十句経を授けられしこと
中国東魏孫敬徳、この経により死を免かれしこと
中国晋の王玄謨、この経により死を免かれしこと
播州の少女お綾、この経により盲人の妄執を免かれしこと
癲狂の武士、この経の霊験により平癒すること
この経の霊験により、里介難を免かれしこと
駿河手越のお蝶、この経により蘇生し委しく地獄を語ること
美濃の盲童、この経の功徳にて目明くこと
伊豆のお床、この経の功徳により蘇生すること〔ほか〕