出版社内容情報
インドの聖者カリアッパ師との出会いから,ヒマラヤの大自然の中で厳しいヨーガの修行に励む若き日の中村天風が,幾多の苦難を乗り越え,覚醒に至るまでを描く感動の物語。
内容説明
インドに大聖者カリアッパ師との偶然の出会いから、師についてヨーガ行者の集落で厳しい修行に励むことになった若き日の中村天風が、幾多の苦難を乗り越えて不治の病を克服し、ついには覚醒に至るまでを、ヒマラヤの大自然の中に壮大なスケルーで描いた、実話に基づく感動の物語。
目次
1 ヒマラヤの山々
2 邂逅
3 ヨーガの里
4 生いたち
5 壷の中の水
6 満月の夜
7 断崖の山径
8 花園と墓場
9 気になる傷口
10 われいずこより来る
11 三日三晩の眠り
12 生きる歓び
13 生命の復活
14 蟻の這う音
15 天の声
16 クンバハカ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
isao_key
5
中村天風師の評伝を多く書いている著者による、青年中村三郎と生涯の師となるカリアッパ師との出会いから、悟りの境地を開くまでの苦悩と葛藤、喜びを評伝風小説として描いている。これまでに天風師の著書は読んでいたので、本書に出てくる体験については知っていたが、小説だと聞かなければわからないくらい天風師の心の細部にまで肉薄している。内容も評伝に留まらずヨーガ哲学、呼吸法、修行生活などの知識を与えてくれる。教えや考えは非常にシンプルである。シンプルであるからこそ言葉では説明しきれず、自得する必要があるのもうなずける。2014/12/26
Hiroki Nishizumi
2
クンバハヵ最強! 要らざる思考はしない 言霊(マントラ)を軽くみない 等々参考になる。良い。2024/04/01
はなもり
1
難しい2023/08/12
check2012
1
実は、中村天風のメソッド本としても、すごくわかりやすい。 特にクンバハカなども丁寧、親切。 天風をしりたい人に、かなりおすすめです。2012/09/14
テッサン
1
ヨーガ哲学の根底には、深い人間愛と、それを追究する高潔な人間性がある。こうして生きていられる事に感謝できる心。結局、幸か不幸かは心一つの置きどころなのだな。2010/10/21
-
- 和書
- 硬膜外鎮痛法