出版社内容情報
歴史的興味をそそる奈良の逸話に加え、仏教のみならず美術、文学にも造詣の深い著者ならでは切り口に心が洗われるエッセイ集です。千三百年の歴史をほこる奈良・興福寺にまつわる逸話や美術品、現代の社会問題について、豊かな心のあり方とは何かを基調に、興福寺貫首が軽妙な語り口で説き明かす。
多川 俊映[タガワシュンエイ]
著・文・その他
内容説明
天平の昔、平成の今、受け継ぐ心。奈良・興福祉にまつわる美術・文化・歴史から現代のさまざまな社会問題まで、豊かな心を育むこととは何かをつづる76編。第一部に、著者の地元奈良そして住持する興福寺にかかわるものを収め、第二部には、仏教の立場からみた社会の問題点や人としての在り方をテーマにしたものなどを収録した。
目次
第1部 奈良 風のまにまに(不比等の仕事;ナラノヤエザクラ;銀仏手;華原磬 ほか)
第2部 こころの水鏡(ネットに飛び交う「生コトバ」;心の中こそあざむかないで;野球にみる日米文化の違い;いつまで続ける未来の先食い ほか)
著者等紹介
多川俊映[タガワシュンエイ]
1947年奈良に生まれる。1969年立命館大学文学部卒業。現在、興福寺貫首(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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