インド思想入門―ヴェーダとウパニシャッド

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インド思想入門―ヴェーダとウパニシャッド

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  • サイズ B6判/ページ数 280p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393135914
  • NDC分類 126.2
  • Cコード C0015

出版社内容情報

いにしえより聖典として重視されているヴェーダと、そこから派生したウパニシャッドから、インド思想の源流を明快に提示する入門書。IT産業など現在のインドの繁栄を導いた思想の源流を、いにしえより聖典として重視されているヴェーダと、そこから派生し近代西洋哲学にも影響を与えたウパニシャッドにみる。インド思想の根幹を明快に提示した入門書。

前田 專學[マエダセンガク]
1931年生まれ。東京大学大学院修士課程修了、米国ペンシルベニア大学院東洋学科修了(Ph.D)。文学博士。東京大学名誉教授、武蔵野大学名誉教授、公益財団法人中村元東方研究所理事長・東方学院長。

内容説明

日本のなかに息づく“インド”とは。あらゆるものを吸収しながら成長をつづける現代インドの礎を、いにしえより聖典として重視されているヴェーダと、近代西洋哲学にも影響を与えたウパニシャッドにみる。日本の思想・文化のルーツのひとつともいえるインド思想の根幹を明快に提示した入門書。

目次

1 ヴェーダ(ヴェーダとは何か;バラモン教の思想;ヴェーダの神々と日本;興味ある讃歌;宇宙の創造 ほか)
2 ウパニシャッド(ウパニシャッドは生きている;ウパニシャッドとは何か;神秘的聖音オーム;絶対者と自己との神秘的合一の体験;有の哲学―哲人ウッダーラカの思想 ほか)

著者等紹介

前田專學[マエダセンガク]
1931年愛知県生まれ。東京大学文学部印度哲学梵文学科卒業、同大学大学院修士課程修了、米国ペンシルヴァニア大学大学院東洋学科修了(Ph.D)、文学博士。日本学士院賞、勲三等旭日中綬賞、中国社会科学院名誉研究員、韓国東国大学校感謝牌、スリランカ・ビクシュ大学名誉教授、タイ王国仏教学術功労賞、インド共和国パドマ・シュリー勲章。日本印度学仏教学会理事長、BDK英訳大蔵経編集委員長、第19期日本学術会議会員等を歴任。現在、公益財団法人中村元東方研究所理事長・東方学院院長、東京大学名誉教授、武蔵野大学名誉教授、中村元記念館館長、足利学校庠主、公益財団法人日印協会顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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加納恭史

20
以前に読んだインド思想を懐古する。スピノザの汎神論に近いのはインド思想や哲学ではないかと思っていた。まあその確認だが、インド神話について読者が少ないようなので、反響は少ないかも知れない。この本ではヴェーダとウパニシャッドからインド哲学を語る。神話や聖典として代表的なのはヴェーダの中の「リグ・ヴェーダ」です。その中で、ウパニシャッドは奥義書として、秘説を集めた哲学的部分です。「リグ・ヴェーダ」の宗教は本質的には多神教です。多くの神々は自然界の構成要素や自然現象、その根源の支配力などを神格化した自然神である。2023/06/01

佐倉

12
バラモン教、ヴェーダの宗教に興味があるのでⅠ.ヴェーダの部分目当てに読み始め。4種のヴェーダの違い、神々の属性や扱いの変遷など基礎的な知識のおさらいが出来た。弁才天が伝説上の川の名前から神格化されたもの、暴風雨を神格化したルドラ→シヴァの変化、閻魔の原型である最初の死者ヤマとヤミの双子神とその浄土、リグヴェーダ時代にはデーヴァとアスラは御魂と荒御魂のようにどちらも畏怖すべきものだったのが後世に善と悪に分かれる、インドとイランでは善悪が逆転している話など神話関連の話は実に面白い。後半のⅡ.ウパニシャッドは2024/10/17

ぺったらぺたら子 

9
バラモン教・ヒンズー教の膨大なノイズを取り除け、概観と精髄とを見事に掬った良書だと思う。その内容が示す通り部分は全体であり、掬い取られた言葉が真に適ったものであれば、それによって全体をも示すからである。私は既にシュタイナーを齧っていた事もあり、また瞑想と思索の成果を言語として認識する助けとして読んだこともあり、楽しく理解しつつ読んだ。また飽くまでこれらの言葉は「詩人」から発せられた「詩」であることに、本来、詩が詩人が或いは芸術が持っていた役割、霊的な世界をこの世の言葉でうたい表す、という事について想った。2017/02/04

らい

6
バラモン教、ヒンドゥー教はリグヴェーダを中心に展開していて、これが社会の下地にある中で沙門が現れて、ジャイナ教、仏教が生まれていったのか。このヴェーダの中で、すでに解脱、輪廻、業、宇宙の真理や生成は議論されていて、それが今日の日本にまで受け継がれ、ひそやかに息づいていると。ヴェーダをカテゴリーごとに見ていくのは飽きて流し読みだったけど、この全体の流れが知れてよかった2019/05/28

nizimasu

4
インドの思想の宇宙観の根源にあるブラフマンとアートマンのことがやたらと心に残る。いわく結局、梵我一如のアートマンの否定という仏教のラジカルさがとても印象的。とはいえ、日本に入ってきている仏教はもはやぐるりと一周してバラモン教の宇宙観を取り込んでいたりするのでこうした混合しているのが日本仏教なのだなあと思いいる。ヒンドゥーの習合ぶりも日本と似ているし東洋思想は西洋思想の一神とは違っているというのがよくわかる。そう考えるとどこまでいってもインドは東洋でありその思想の影響が自分にまで及んでいるのかとスケール大!2016/10/09

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