出版社内容情報
阿弥陀信仰と浄土思想が各宗祖の著作や文学・芸術等に与えた影響を歴史にそって事典形式にまとめた書。仏教と国文学関係者に役立つ。
内容説明
『無量寿経』『観無量寿経』『阿弥陀経』の口語訳、浄土教の用語解説事典に加えて、『往生要集』『源氏物語』『平家物語』などの古典からたどる極楽浄土と地獄の物語。
目次
第1部 浄土三部経を読む―現代語抄訳(浄土三部経を読む前に;阿弥陀経(一巻)―極楽国土の荘厳
観無量寿経(一巻)―欣求浄土 ほか)
第2部 浄土教の事典(浄土経典の成立と広まり;浄土三部経の仏・菩薩・場所;浄土教の基礎用語 ほか)
第3部 日本の浄土教・文化史事典(飛鳥・奈良時代;平安時代;鎌倉時代 ほか)
著者等紹介
大角修[オオカドオサム]
1949年、兵庫県生まれ。東北大学文学部(宗教学宗教史専攻)卒。宗教研究家、地人館代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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可兒
1
浄土三部経関連で分かりやすいと聞いて2013/11/24
井汲
0
浄土三部経の訳から始まり、経典や用語の解説、日本の浄土系宗派の沿革などよくまとめられていて、浄土教の概要を掴むのに有意義な内容でした。読んだのが2013年の初版本だったせいでしょうか、明らかに文の一部が抜けていたり誤変換やルビの誤りが非常に多かったり、一部分だけ文字サイズや行間幅がおかしかったり、本としての粗が目立つのが残念です。経典の引用文なども本当に正しく引用してあるのか疑ってしまいます。内容には満足しています。2021/04/04