出版社内容情報
従来の空思想からではなく、実践にも関係する有無の両極端を離れた中道の視点から、序論―予備知識・第一部―思想史・第二部―縁起と中道の思想の三部構成で、インド中観思想を論じた画期的な解説書。
内容説明
龍樹の『中論』を淵源としインド大乗仏教を代表する中観思想。従来の空思想からだけではなく、極端を離れた「非有非無の中道」を実践して生きていく視点から、その思想と展開を解き明かす。
目次
序論 中観思想を理解するための予備知識
第1部 中観思想史(初期中観思想;中期中観思想;後期中観思想)
第2部 中道思想としての中観思想(縁起思想;中道思想)
著者等紹介
計良龍成[ケイラリュウセイ]
1963年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。スイス・ローザンヌ大学博士課程学位取得修了。文学博士(D.Litt)。現在、法政大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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