出版社内容情報
開山史上2人目の大峯千日回峰行を達成した大阿闍梨が、本当は日常のなかでこそ生かすべき修験のこころと仏法の核心を平易に語る。
【著者紹介】
1968年、仙台市生まれ。1986年、東北高校卒業。1987年、吉野山金峯山寺で出家得度。1991年、大峯百日回峰行満行。1999年、1300年の歴史で2人目となる大峯千日回峰行満行。2000年、四無行満行。2006年、八千枚大護摩行満行。現在、仙台市秋保・慈眼寺住職。大峯千日回峰行大行満大阿闍梨。
内容説明
今を精一杯生きてみよう!大峯千日回峰行を満行した大阿闍梨が語る、日常のなかで、小さな悟りを積み重ねて、幸福を育ててゆく秘訣。
目次
人生って何だろう(行の心;素直の効用;今日より明日をもっと楽しく ほか)
自己を見つめる(小僧の心;宗教の教え、みずからの表現;自灯明、法灯明 ほか)
日々を生きる(日常が行;修行修行の落とし穴;人生の助言 ほか)
著者等紹介
塩沼亮潤[シオヌマリョウジュン]
昭和43年、仙台市に生まれる。同61年、東北高校卒業。同62年、吉野山金峯山寺で出家得度。平成3年、大峯百日回峰行満行。同11年、吉野・金峯山寺1300年の歴史で2人目となる大峯千日回峰行満行。同12年、四無行満行。同18年、八千枚大護摩供満行。現在、仙台市秋保・慈眼寺住職。大峯千日回峰行大行満大阿闍梨(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みっちぃ
9
以前書店で見つけてからずっと気になっていました。同県の方だったんですね。心に残った一言は「日常 が行である」ということ。行、即ち、修行。荒行ばかりが修行ではないと。日々の中にも修行はある。難しいなぁと思ったのが、「どんなに嫌な人にでも1日一回、ニッコリ笑って話しかけましょう」とか。そうか、あの尊敬できない上司にも、1日一回ニッコリ笑って話しかけなければならないのか。修行だ(-∧-)合掌・・・。それはさておき。とても為になりました。他の著書もよんでみたい。2015/04/12
ジュリ
5
礼節を大切にする、あいさつをきちんとする、慈悲の心を持つ。大切だとわかっていてもできていないことがたくさんあり、そういったことに気付かせてくれた。2019/02/01
Ukyoaki
3
書かれていることは簡単に実践できるものではないが,それができるよう里で修行することが大事ということですね.2021/01/26
すうさん
3
塩沼さんの本はほとんど読みましたが、いつも平易な言葉で、きちんと人生の大事なものを教えてもらえる。だからこの本も何時もよりゆっくり読んだ。彼が成し遂げた千日回峰行や四無行の難行のことを書いた本は、興味深々で読みおえた。しかし山の行を終えて、里の行を実践する今の生き方、つまり平易行を実践する彼から、私達は学ぶべきことが、たくさんあると思われる。一生懸命今を生きることで、私達凡人も平易行をしているのだと思うと、いつかなんとか満行したいと願いますね。「謙虚と素直」、これすらもなかなかできないもんね〜。2014/02/04
ライダー1号
2
私は山登りをやっており、作者塩沼亮潤さんが千日回峰行を行っている映像を見てこの本を読んでみました。 その中で特に印象に残った言葉「人を相手にせず、天を相手にせよ」。この言葉は人からどう思われるか、どう見られているかを気にしない、自分自身を相手にして、忘れて捨てて許し微笑みをもって生活すること。 清く正しく生きる。 日々実践して行き、日常の行である。2016/01/28
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