出版社内容情報
大日如来をはじめ観音や文殊,金剛手,降三世明王など,密教の中核をなす仏たち。その多様な姿・形に秘められた教理的な意味等をインドの仏像120点を配し明快に解く。
内容説明
数度のインド仏教遺跡調査で著者が撮影した、本邦初公開を含む120点余の貴重な仏像写真を収録。図像に秘められたさまざまなイメージとシンボルを読み解くことで、深遠な密教世界の核心にふれる。
目次
序章 密教図像の世界
第1章 釈迦像の変容―仏伝図から礼拝像へ
第2章 大日如来と太陽神の系譜
第3章 文殊―童子神の姿
第4章 観音と聖地補陀洛山
第5章 変化観音と女尊たち
第6章 弥勒・金剛手・八大菩薩
第7章 財宝の神と忿怒の神
著者等紹介
森雅秀[モリマサヒデ]
1962年、滋賀県生まれ。1984年、名古屋大学文学部卒。同大学大学院在学中、1988年より2年間、ロンドン大学大学院東洋学アフリカ学院(SOAS)に留学。1990年、名古屋大学大学院博士課程中退。名古屋大学文学部助手等を経て、現在、高野山大学文学部助教授。1984年よりネパール、インドなどでフィールド・ワークをかさねる。1997年、ロンドン大学よりPh.D.を取得。専門はインド・チベットの密教儀礼と図像学。著書に『マンダラの密教儀礼』(春秋社)、『シリーズ密教1 インド密教』『シリーズ密教2 チベット密教』(共著、春秋社)、『マンダラ宇宙論』(共著、法蔵館)など、訳書にはフィリップ・ローソン『聖なるチベット』(共訳、平凡社)がある。論文等多数
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