内容説明
自己なくして業はない。自己の業が自己をつくる。では業とは何か。無我、輪廻、宿業など仏教の基本概念と大きく関わる業の思想は、あらゆる時代、宗派において論じられてきた。その複雑な業の問題を、パーリ仏教を中心に部派仏教との比較を通して、一つ一つ解明していく画期的論考。
目次
第1編 業と存在(思業と思已業;三世両重の因果;輪廻;二十四縁説;宿業 ほか)
第2編 業果(業果の必然性;業因業果の事実と自覚―業因業果の実在性をめぐって;業果の体験;業果の変化と消滅)
著者等紹介
浪花宣明[ナニワセンミョウ]
1948年、石川県に生まれる。インドのUniversity of Poona(現在Pune)博士課程修了。Ph.D.現在、中村元東方研究所所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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