出版社内容情報
たくさんの人が、家事や育児で、仕事で、さまざまな事情を抱えながら、台所に立っていると思います。忙しいときもあれば、体調が悪いときもあるでしょう。それでも毎日ごはんの時間はやってきます。そしてそれは決しておざなりにはしたくない、大切な時間です。
私自身、料理を仕事にしていても、時間や心に余裕のないときは、「食事の準備どうしよう……」なんて悩み疲れる日もありました。そんなとき、ほんの2~3品でも冷蔵庫に作りおきがあるだけで、劇的に毎日の食卓を軽やかに、豊かにすることができたのです。料理の手間が減る。品数が増やせる。バランスがよくなる。いいところはたくさんあるのですが、なによりも自分の心が満たされたことは、発見でした。
「献立を考えなくてもいいんだ」
「やっぱり手作りって体が落ち着くなぁ」
「家族にいろいろな食材を食べさせることができてよかった」
すべて作りおきがもたらしてくれた温かな感情です。
この本では、多くのご家庭に常備されているであろう「基本調味料」をフル活用して、作りやすいレシピを集めました。また、「薬膳」の知見から、食材が持つ効能をわかりやすく解説しています。端的に言えば、簡単で元気になる料理が集められています。
料理を作る人は、心が元気であってほしいなと思います。なぜなら料理は本来、人を元気にするものだからです。この本にある作りおきのレシピを上手に活用していただければ、きっと料理作りが今よりもっとらくに、楽しくなるはずです。キッチンに立つみなさんの生活に、お役に立てればとてもうれしいです。
内容説明
基本調味料だけで作れる手軽さ。薬膳の知見に基づくヘルシーな効能。簡単で体にいい78のレシピ。
目次
塩の作りおき(きゅうりのヨーグルトサラダ;かぶレモンサラダ ほか)
しょうゆの作りおき(かぶのバターじょうゆソテー;長いもとオクラの梅煮 ほか)
みその作りおき(厚揚げとにらのみそ炒め;高菜入りピリ辛豆腐そぼろ ほか)
酢の作りおき(いろいろ野菜のピクルス;いろいろ野菜の水キムチ ほか)
著者等紹介
齋藤菜々子[サイトウナナコ]
料理家、国際中医薬膳師。一般企業に就職後、忙しい日々の中で料理を作ること、食べることが心身の充実につながることを実感し、料理家に転向。料理家のアシスタントを務めながら、日本中医食養学会、日本中医学院にて中医学を学び、国際中医薬膳師の資格を取得。独立後は「今日からできるおうち薬膳」をモットーに、身近な食材を使った親しみやすい家庭料理のレシピを、雑誌やWebなどで提案している。初の著書『基本調味料で作る体にいいスープ』(主婦と生活社)が、第8回料理レシピ本大賞で、「“料理部門”入賞」と「プロの選んだレシピ賞」のW受賞を果たした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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