春夏秋冬 土用で暮らす。―五季でめぐる日本の暦

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春夏秋冬 土用で暮らす。―五季でめぐる日本の暦

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  • サイズ A5判/ページ数 143p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784391148350
  • NDC分類 590
  • Cコード C0077

出版社内容情報

今注目を浴びている二十四節気や七十二候は、実は、自然の観察記録といわれています。先人の人々が太陽のめぐりをもとにそのときそのときの自然の様子を言葉に記した記録であり、暮らしのヒントです。
本書では、暦の講演会等を通じて暦のあり方を説く「冨貴工房」の冨田貴史さんと、自然と旬を大事にしながら料理を生み出す料理研究家の植松良枝さんによる、春夏秋冬、そして土用の過ごし方を提案本。冨田さんが語る暦のあり方と季節ごとの養生のこと、植松さんが語る各季節のこまやかな暮らし方提案を、「土用」を軸に構成しました。「土用を上手に活かせれば、次の季節をスムーズに迎えることができ、季節に合った過ごし方ができます」とおふたり。心地よい暮らしのために、まずは自然に目を向けてみましょう。今気づくことの積み重ねが、あなたの軸を整えてくれるはずです。

●暦が教えてくれるものとは
自然からの大いなるギフトの中を生きている/一日も一年も”まわりてめぐる”地球の時間/自然に寄り添ってきた昔の暮らし/暦の種類。素朴な「自然暦」から始まる暦の変遷/自然暦から旧暦へ。太陽と月を読む暦/地方暦/二十四節気と七十二候はめぐりの節目の観察記録/冬至と夏至は暦の要/春分秋分は、夏至と冬至の中間点/四立は四季の始まり/日を数える。雑節/土用は一年四回。季節と季節をつなぐかけはし/春夏秋冬、そして土用。五つの季節=五季を過ごす/季節を3つに分ける。初・仲・晩/五季を感じて暮らしを見る
●土用を上手に活かすために

●春……「張る」「晴る」季節です。
初春……新年を寿ぐ・ふきのとう・菜の花・七草粥・日光浴 ストレッチ 深呼吸・春の香りをたっぷりと・白和え
中春……よもぎ・柑橘・山菜の季節を逃さないで・ハーブを育てる?土と触れ合う?・ウォーキング・ものを少なく身軽に・ウール、カシミヤから、コットン、リネンへ
晩春……晩春の味の醍醐味 筍(たけのこ)・さや豆
●春の食と身体のキーワード
●春の土用

●夏……夏は「熱」の季節です。
初夏……新茶の季節・燕の巣作り・山椒・菖蒲湯・柏餅・干物作り・初鰹・夏は酢飯を・ぬか床の準備・空豆
仲夏……とにもかくにも、梅仕事・手拭いを暮らしに・涼しげなグリーン選び・生姜・唐辛子・夏の味噌汁は赤だしで
晩夏……足浴のススメ・夏の果物の楽しみ・とうもろこし 枝豆・夏の花々・カレー&スパイス料理・打ち水・早起きと午睡・梅干し入り甘酒・夏の柑橘の香り●夏の食と身体のキーワード
●夏の土用

●秋……秋は「飽きる」季節です。
初秋……残暑はゴーヤーとオクラで乗り切る!・虫干し・秋の果物 実りの秋・無花果のソーダ水・冬瓜・秋刀魚・呉汁・葉もの野菜をたっぷり
仲秋……新米の塩むすび・里芋・秋の花々・栗 そしてスープが恋しい季節器の衣替え・金木犀・胡麻の季節 胡麻和え・ほうじ茶、紅茶に、焼き菓子・いくら たらこ・炊き込みごはん・さつまいも・けんちん汁・ブランケット●秋の食と身体のキーワード
●秋の土用

●冬……冬は「振ゆる(ふゆる)」「ふえる」季節です。
初冬……新そば 新酒・ざくろ・銀杏・柑橘・柚子・煮込み料理・冬のおしゃれは、カシミア ウール・湯斗
仲冬……ろうそく・冬至・おせち料理・新豆・年越しそば
晩冬……お米が本当においしい季節・大納言汁粉・冬の甘酒・味噌・節分に五目豆・酒粕・睡眠環境
●冬の食のキーワード
●冬の土用

●五季の暮らしと養生のことをもっと詳しく

内容説明

土用のこと、知っていますか?実は、「土用丑の鰻」だけではありません。年4回、約72日間、季節と季節の間にあるのが土用です。

目次

暦が教えてくれるものとは
春―春は「張る」「晴る」季節です。
夏―夏は「熱」の季節です。
秋―秋は「飽きる」季節です。
冬―冬は「振ゆる」「ふえる」季節です。
五季の暮らしと養生のことをもっと詳しく

著者等紹介

冨田貴史[トミタタカフミ]
大阪中津にて養生のための衣食を自給する「冨貴工房」を営み、茜染め、鉄火味噌、黒炒り玄米、麻褌、養生味噌作り、塩焚きなどを取り組みながら、全国各地で暦、陰陽五行、手仕事、ファシリテーションなどをテーマに年間200本以上のワークショップを行っている

植松良枝[ウエマツヨシエ]
日本の四季に寄り添い、季節感あふれる食と暮らしを提案する料理研究家。各メディアでの情報発信と、旬の食材を使った料理教室を主宰。東京近郊に菜園を持ち、野菜とハーブを育てることをライフワークとする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ミス レイン

5
ものたりない…。陰陽五行論を軸に奥も幅も広い事柄を基礎無しでも分かりやすくしようとしているのだろうけれど。四季ならぬ五季の中でも鬼門と言われる時期なのでより詳しい養生の仕方を知りたかったのだけど、そもそもいつが土用と捉えるべきなのか疑問が深まってしまった。単純に各季節が立する前の18日間では新暦か旧暦かでずれるし、記されている土用の概念を考えると地域の気候的にさらに少しずれが生じてしまう。養生であるので農耕暦のように自分で養生暦を作成した方がマッチするかも。暑い寒いに対してなら分かりやすいんだけどなあ。2016/07/18

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