もの言うキャスター―大越健介がみた「現代(いま)」

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もの言うキャスター―大越健介がみた「現代(いま)」

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  • サイズ B6判/ページ数 294p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784391147926
  • NDC分類 304
  • Cコード C0036

出版社内容情報

NHK『ニュースウオッチ9』キャスターを務めた著者が、4年余にわたって書き綴ってきたコラム『現代をみる』を書籍化。

「いま言うべきことは何か」
「伝えるべきことは何か」
「誰のための放送なのか」
キャスターとして、報道人として、何より現代日本を生きるひとりの“常識人”として。
ニュースの現場、日本のいま、そして自分自身と向き合いながら紡ぎ続けた言葉たち。

新たな書き下ろしとともに、“元祖・もの言うキャスター”池上彰さんとのスペシャル対談も収録。

内容説明

NHK『ニュースウオッチ9』キャスターとして、報道人として、ひとりの常識人として。ニュースの現場、自分自身と向き合いながら4年余にわたって紡ぎ続けた言葉たち―。池上彰さんとのスペシャル対談収録!!

目次

第1章 現代をみる(ひたむき過ぎるまなざし;『タイガーマスク』現象;わたしたちにもできることがある ほか)
第2章 ひと(「までい」の村が;ガガねえさん;晴れの舞台 ほか)
第3章 あの日からの日本(今も続く大切なこと;彼女の必然;キャッチボール ほか)
第4章 日本と世界(ラストフロンティアの意味;「企業戦士」たちの死;指導者の孤独 ほか)
第5章 恥ずかしながら…ぼくのことを(真夏の恒例行事;気にしてない!;「とんがる」人生 ほか)
特別対談 池上彰×大越健介「共感」を生み出す仕事

著者等紹介

大越健介[オオコシケンスケ]
1961年新潟県生まれ。県立新潟高校3年時、野球部投手として春の県大会準優勝。’81年東京大学入学と同時に硬式野球部に入部。エースとして活躍し東京六大学リーグ通算8勝27敗の成績を表す。日米大学野球選手権の日本代表にも選出される。’85年東京大学文学部を卒業しNHKに入局し記者に。’89年より16年間政治部に在籍し、2005年ワシントン特派員、’07年同支局長を務める。’09年に帰国し『ニュースウオッチ9』編集責任者を経て、’10年3月同番組キャスターに就任し、’15年3月まで務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ツバメマン★こち亀読破中

19
文章が上手っ!アメリカのコラムニストみたい。芯があるけど柔らかい感じは9時のニュースの語り口調そのまま。震災時にキャスターを担当していた人だから、この問題が続く間はもう少し継続して欲しかったな。東大の野球部出身だから、この人の考え方の根底には“野球”が常にあって、だから信用できるのだ!2017/06/08

チェアー

4
うーん。NHKらしいまっとうな「民主主義」を体現している人。チクリと刺しているのだが、真皮には届かない。一部にはこれは突っ込まれるよなあ、という部分も。それでも真面目でまっすぐなメディア人は貴重。巻末の池上さんとの対談は、池上さんのご意見拝聴会になっていたなあ。2016/03/24

3
著者は、若い頃から努力して経験を積みながらも、その過去に引っ張られることなく自分を「真ん中」に置ける人なのでは。そうやって新しい現象や人物に迫っていけるところが、記者としての力なんだと思った。センスのある野次が必要、というのは納得させられ、ガガ様のインタビュー後記も面白かった。2016/11/06

hk

3
NHKに宮仕えしている大越氏によるコラム集だ。NHK公式ウェブサイトにおける5年間の連載から厳選した上で加筆修正している。1コラムが2000文字前後で、テーマはタイガーマスク現象から東北大震災、AKBまでと多岐にわたっており、たいへん手軽にここ5年の社会変遷を振り返ることができる。それでいて公平中立という建前を弾除けとした無難で味気ない報道と、客観性を装いながら力強い示唆を視聴者にあたえる報道のさじ加減で試行錯誤する大越氏の姿も垣間見えた。肩ひじ張らずにのんびりと読書するのに適した一冊だろう。2016/07/28

ヘミングウェイ・ペーパー

2
NHKの「ニュースウオッチ9」で以前キャスターを務めた大越健介さんが、番組ホームページ上で綴った200編以上のコラムの中から68編を厳選し、まとめたものです。いずれも秀逸です。“ 命のバトン ”の項では、脳死と判定された6歳未満の男児から心臓・肝臓・腎臓がそれぞれ3人の患者に移植されたという記事に触れられています。移植を申し出た男児の両親のコメントと、肝臓の提供を受けた女児の両親が寄せたコメントには胸を打たれました。巻末には池上彰さんとの特別対談も掲載されています。こちらも秀逸です。2019/05/01

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