出版社内容情報
注目の器作家・イイホシユミコさん初の著書。器や料理、おしゃれなど、女性が憧れる暮らしぶりを紹介します。
内容説明
シンプルでどんな食卓にもそっとよりそうのに、静かな力を湛えている。ユミコ・イイホシ・ポーセリンの器は、どのように生まれたのか?本当に心満たされる“正味の暮らし”とは?衣食住のルポで知られる一田憲子の視点で綴る渾身の一冊。
目次
第1章 遠回りして器の道へ
第2章 使うかたち
第3章 小さな食器メーカーを作りたい
第4章 暮らす
第5章 日々の生活
第6章 人と人
第7章 好きなもの
著者等紹介
イイホシユミコ[イイホシユミコ]
器作家・デザイナー。京都嵯峨芸術大学陶芸科卒業後より「yumiko iihoshi porcelain」の名前で作品の発表を始める。朝日陶芸展、伊丹国際クラフト展など各賞を受賞。日本国内外の器店・ライフスタイルショップで取り扱いがあるほか、2011年仏・パリの展示会「maison&object」にも出展
一田憲子[イチダノリコ]
編集者・ライター。『暮らしのおへそ』(主婦と生活社刊)、『LEE』(集英社刊)など、数々の女性誌で暮らしまわりの取材、著名人などの人物インタビューなどを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ケロコ
21
【図書館】イイホシさんの作品はどこか寂しげです。1つくらい使ってみるのもいいのではないか?と思い何度も眺めてみましたが、今の私の気持ちに合うものは残念ながら無かったように感じます。一田さんの書く文章が好きで借りてみたので、良い勉強になりました。2018/02/05
おれんじぺこ♪(15年生)
18
イイホシユミコさんのお皿は主張せず静かに食卓になじむ印象のお皿で、何枚か使っているけれどこれを読んだら改めて好きになった。結婚されてから美大に入ったりと、思ったらすぐ行動に移すタイプ。それもすごい。一田さんの文章がこれまたとても素敵。ゆっくりゆっくり読んだ1冊でした。2021/08/09
なつ
9
『誰もが自分にしかない経験とその経験から導き出した真実を、胸の中に抱えている。そして、新たな経験を重ねるたびにその真実を更新する』『自分がやっと見つけた真実が、誰かの持っている真実と共鳴したとき、その喜びは2倍になる』『自分が進む道は「ある」のではなく「作る」もの』『どんなに歴史に足跡を残した人だって、一生は皆同じ。違うのは「した」か「しなかった」かだけ』『それをやる運があるなら、どこに行っても結局やれることになるはず』←友達が昔言ってくれたこと『本当にやりたかったら、何があってもやるよね』を思い出した。2019/05/24
きりぱい
7
イイホシさんの器、いいなあ。ティーマっぽいものもあるのけれど、比べてあたたかみがあるというか、エッジのスッとしている佇まいがとても好ましい。ファンというほど知らないので、器作りに至るまでや創作の姿勢など読み物部分よりも、器や食卓使いの写真がもっと見たかった気がするけれど、商品を詰める箱に味わいがあったり、普段の暮らしへの気持ちの持ちようはなかなかに面白い。露出は少しだけれど、すっきりと白の台所をはじめ家の様子が斬新。2013/03/31
ヨハネス
6
作家ものの食器には興味ないのに、インスタグラムで山ほど出てくるのでこの人の名前を知りました。いわゆる陶芸家の作品と全然違うなと思っていましたが、あえて温もりが残らないように作るとのことで納得しました。有名人のプライベートライフを見るの大好きですが、お風呂にはびっくり。変わった人ですね。食器を買うことはないかもしれない(笑)けど面白かったです。「丁寧な暮らしはいらない」という忙しい状況なのに玄米ご飯と焼き鮭って、丁寧だと思いました。2018/02/21