内容説明
青森県立三本木農業高校の盲目の馬・タカラコスモスと女子馬術部員・湊華苗の3年間の記録。
目次
第1章 十和田で(タカラコスモスの出産;競技馬の「女王」に;「女王」の失明;タカラコスモスと藤森先生;「一緒に帰ろう」;失敗に終わった温泉治療)
第2章 通い合うこころ(華苗、タカラコスモスに出会う;いうことを聞かない馬;馬術部の、そして冬の厳しさ;「私がコスモの目になる!」;タカラコスモスの「旅」;開かれたこころ)
第3章 別れの日(タカラコスモスの仔、モスカ;ある「別れ」;「最後の競技会はコスモと」;バイバイ、モスカ)
著者等紹介
橘内美佳[キツナイミカ]
1965年、東京生まれ。編集・ライター・出版社を経てフリーに。生活情報誌、実用誌などで活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひさしぶり
17
「おいで!」今まで声に反応すらしてくれなかったのにタッタッって駆け寄って来る。ジワ〜とくるね。農業高校馬術部員と目が見えなくなった競技馬の記録。動物とのお話ってほろりとする。『ノラや』がまた読みたくなりました。2019/10/27
Shiho
2
30分もかからなかったかな?おもしろくて悲しくてあったかくて一気読み。コスモは不幸な馬だけど不幸じゃない。幸せだ!2015/02/06
148cm
0
病のため視力を失った元競走馬(牝馬のサラブレッド)と、高校で馬術に打ち込む女子高校生の、絆の話。 馬は賢い。気高い。久しぶりに、のりたくなる。2018/06/13