内容説明
明治まで存在しなかった「横綱」という地位。そんな横綱になぜ格式が必要になったのか。古代から現代まで、激変する時代を果敢に突破した大相撲の古くて新しいビジネスセンスに学べ。
目次
第1部 横綱は神なのか(聖なる装置「土俵」の発明;四股を踏むスサノオ;土俵の屋根に大相撲が求めた格式と世俗化を見る)
第2部 横綱誕生の不思議(史上最強力士雷電はなぜ横綱ではなかったのか;横綱の誕生;横綱土俵入りとはなにか)
第3部 相撲は「国技」ではなかった(相撲を日本の国技と決めたのは誰だ?;文明開化に土俵際まで追い込まれる大相撲;大相撲と八百長;力士たちの反乱)
第4部 不思議の国の大相撲(大相撲の女性史;大相撲の醍醐味は仕切りにあり;本場所へ行こう!)
著者等紹介
秋場龍一[アキバリュウイチ]
ノンフィクション作家。1952年大阪生まれ。現在、オルタナティブを視野にスポーツ・深層心理・医療・日本文化史・食などのフィールドで活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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