出版社内容情報
内気な人のための職業相談を長年続けてきた著者が、内向型性格をプラスに活かして転職や面接で成功するコツを豊富な具体例で解説。 世はまさにIT革命の時代。ネットを使ったビジネスが続々と誕生し、パソコンや携帯電話のない仕事は考えられなくなってきている。この大革命を一番喜んでいるのが「内気」な人々だと著者は言う。何といっても内気な人は対人関係が苦手。その分、文章力に長けていたり、創造力が豊かなのが内向型人間の特徴で、直接人に合わないで能力を発揮できるIT時代は内向型にうってつけだという。▼著者はこの29年間、内気な人々のために無料相談業を行ってきた。その総数はのべ一万数千人にのぼるという。その膨大なデータから、著者は内向型人間が成功するためのコツをつかんだ。いや、著者曰く「内気だからこそ成功できるのだ」と。▼本書はそんな著者の体験から、内気な人のための仕事探し、会社生活のコツ、面接のコツ、転職術まで親身に紹介。さすがに29年間相談にのってきただけあって、出てくる実例は全て実在の人の具体的な話。本当に役に立つ本だ。 ●第1章 仕事を選ぶ前に考えるべきこと ●第2章 就職の壁をこうして乗り越えよう ●第3章 内気な人の「会社生活」のポイント ●第4章 独立自営コースも視野に入れておく
内容説明
「内向型男女の仕事選び、仕事のやり方はどうあるべきか？」というテーマは、著者のライフワークの一つであり、ずっと研究してきた。ここ二十九年来、「個人のための無料相談業」で出会った一万数千人の方々とはこの問題を巡っての対話だった、と言ってよい。著者はＰＲをしたことが一切ないが、これまで五十冊以上も本を書いてきたので、北海道～九州からの来談者の多くは大てい『内気な人のための…』というタイトルの私の本を読んで訪れた方々ばかり。だから私としては日々、「同じ感性、同じ価値観の人々と出会える思い」を喜びと共に噛みしめている。ずっと長く続けているうち、職業選択にも就職の仕方や受け方にも、仕事人生のあり方でも、「こうした方がうまくいく…」という法則のようなものがある、と気づいた。それをまとめることでなんとかお仲間の男女に役立ちたい、と思って書いたのが本書である。
目次
第１章 仕事を選ぶ前に考えるべきこと（小心者の仕事選び―競争、闘争の嫌いな人は奉仕型の仕事を選ぶべし；内へ向ければ煩悶、外へ向ければ作品となる―想像力は両刃の剣 ほか）
第２章 就職の壁をこうして乗り越えよう（就職は縁なり―数多く受けていると縁が生じてくる；世間へ出るのが怖くて「ひきこもり」となっている人へ―就職活動で社会へ慣れよう ほか）
第３章 内気な人の「会社生活」のポイント（入社して一年、新ポストで三カ月、内向型は“初期不適応”となるが…；“心の外向化”を図り数々の特性を発揮すれば内向型も企業に役立つ ほか）
第４章 独立自営コースも視野に入れておく（雇用の大構造変化がやってくる―本章の初めに知っておくべきこと；まず心情面から変えて「独立自営こそ本来のあり方」と見よう ほか）
