内容説明
2007年9月27日、ミャンマー民主化報道で軍事政権の凶弾に倒れた長井健司記者に捧ぐ。
目次
プロローグ 2007年9月27日のこと
第1章 独立系ニュース通信社とは?
第2章 戦場取材に必要な経費
第3章 長井記者が遺したもの
第4章 「スタッフ回顧」長井さんといた現場
第5章 それでも私たちが戦場取材に行く理由
エピローグ APF通信社の目指すもの
著者等紹介
山路徹[ヤマジトオル]
APF通信社代表。1961年生まれ。テレビ朝日系制作会社を経て、1992年に日本初の独立系ニュース通信社「APF通信社」を設立。ボスニア、カンボジア、ビルマ、アフガン、イラク、パレスチナ、ソマリア、シエラレオネ、ハイチなど、世界各国の紛争地帯で、精力的に取材活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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お昼寝ニャンコ
17
2007年9月27日、ミャンマー民主化報道の最中、軍事政権軍の凶弾にたおれた長井健司記者の生き様や、戦場におけるジャーナリズムの意義、必要性を説く。中でも日本においては戦場の情報は、安全性やコンプライアンス、視聴率、採算面などから報道されない事も多い。だからこそAPFのような小回りと自由度の高い通信社が必要だという。《知らなかった》という事実はその情報を知った後で初めて判る。人々が事実を知ることで結果助かる命もある。そこにこそ命をかけて報道する意義もあるという。麻木さんの《まえがきにかえて》も良かった。2016/09/15
すずの
1
ジャーナリストとかメディアに関わる人って本当に情熱がないとできないなーと思った。そんなことあったなーと思い出しながら、ミャンマー情勢ってすっかり変わったように思うけどどうなんだろうと気になった。2015/10/26