出版社内容情報
日本の家庭で代々、おばあちゃんから嫁・娘に伝えられてきた生活の知恵。意外に初耳!? 究極の役立ち料理術。
内容説明
語り伝えたい、守りたい、おばあちゃんの愛情手づくり家庭料理。食材選びから保存法まで懐かしくて新しい「基本のきほん」175。
目次
第1章 選ぶ
第2章 洗う
第3章 切る
第4章 焼く
第5章 煮る
第6章 揚げる
第7章 まぜる
第8章 冷やす・あたためる
第9章 味をつける
第10章 盛りつける
第11章 保存する
著者等紹介
井上鶴子[イノウエツルコ]
1898(明治31)年東京生まれ。1916(大正5)年作家・白井喬二と結婚、二男一女をもうける。出産後、「家庭料理にこそ栄養学的な視点を」と考え、佐伯栄養学校(現・佐伯栄養専門学校)に入学。1937(昭和12)年単身アメリカへ遊学し、現地の生活を体験、料理をはじめとする異文化理解を深める。戦後は料理講座や講演、テレビ料理番組などで活躍し、1960年東京・世田谷に「若菜会料理研究所」を開設。料理分野の著書多数。1976年没
井上よしみ[イノウエヨシミ]
1931(昭和6)年東京生まれ。日本女子大学卒業。1954年より戦後の民間外交を担った「アジア文化の会」で文化交流の企画・実施に携わり、食通で知られる映画監督山本嘉次郎の妻、山本千枝子の秘書を務める。「アジア文化の会」ではインド、タイなどの料理を紹介し、アジア料理普及のきっかけとなった
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感想・レビュー
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黒猫じったん
0
おばあちゃんと本当に話してコツをメモしたかのような錯覚に陥る。溶けにくい味噌がいい味噌だなんて知らなかった。そういうちょっとした事が料理には大事なのだろう。そういう事がつまった一冊。手間をかけるというのがどういうことか、教えていただきました。2013/06/05
Tommy
0
美味しくするための一工夫がつまった一冊。あーあれしてた、など言葉では受け継がれていなかったことが記憶で蘇った。工夫とはどうしたら美味しくなるかを考えるだけでなく、目で盗むことも必要かもしれない。美味しい料理には理由がある。美味しい料理には愛と工夫がある。2021/02/19