出版社内容情報
基本手筋から実戦に即した積極的な指し方まで、勝つためのポイントとしての「受け」を実際の棋譜に即して指南。
内容説明
本書は、第1・2章で、受けの基本的な考え方や、各駒による手筋を紹介した。ここではポイントを理解しやすいよう、部分図で余分な駒をはぶいている。第3章からは、実戦をもとにした強引な戦法や攻め筋(無理攻め)の対処法を検証し、最後は森内八段の手による、“優駿流”の受けの妙技をご覧いただきたい。なお、実戦の例題は受けに回る側が後手番でも、すべて先手番として解説を進めている。
目次
第1章 受けの基礎知識 受けって何だろう?(基礎的な受けの陣形(矢倉囲いの長所;美濃囲いの長所;銀冠の長所 ほか)
基礎的な受けの考え方(成られるのを防ぐ;駒損を回避する;進出されるのを防ぐ ほか))
第2章 知っ得!有利な受けの手筋(歩による受け(合わせの歩;突き違いの歩;底歩 ほか)
その他の受け(下段の香;桂の跳ね違い;桂先の銀 ほか))
第3章 戦形別無理攻めのとがめ方(原始棒銀対策;原始中飛車対策;早石田対策 ほか)
第4章 実戦に見る受け(初級編(素抜きをねらう飛車回り;端攻めを空回りさせる;急戦棒銀には角のにらみ ほか)
中級編(早逃げで攻めを遅らせる;王手がかからない強み;角切りを未然に防ぐ)
上級編(相矢倉は敵の飛車を攻めろ!;絶大な二枚馬の防御力;詰みより点数勝ちをねらう;逆転を誘う粘り方) ほか)
著者等紹介
小田切秀人[オダギリヒデト]
昭和39年、東京都昭島市に生まれる。小学4年生から指導棋士・工藤浩平6段に師事。52年、佐瀬勇次名誉9段門下。日本将棋連盟奨励会に6級で入会。60年、準棋士初段。平成5年、指導棋士2段。10年、同3段。現在、アマチュアの指導にあたり、特に子供の将棋教室に力を入れている。また将棋関係はもちろん、カメラテクニック、旅行ガイドなど多彩な著作活動を展開している
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