客室係がみた帝国ホテルの昭和史

客室係がみた帝国ホテルの昭和史

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  • サイズ B6判/ページ数 212p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784391110289
  • NDC分類 689.8
  • Cコード C0095

内容説明

昭和65年に創立百年をむかえる帝国ホテルには、時代を越え、国境を越え、世界中の数知れぬ人たちが往来してきました。本書は、いまもなお日本を代表するホテルとして、その地位を保ちつづけてきたホテルの秘密を探るとともに、世界のVIPのお世話を生涯の仕事として生きてきた一人の客室係が綴った帝国ホテルの昭和史。

目次

1章 帝国ホテルに入社(二・二六事件と帝国ホテル;女子客室係一期生;国の玄関としての帝国ホテル)
2章 平和な時代のホテル(ライト氏の作品;亀のいる池と裏庭の猫の話;冷房は扇風機、暖房はスチーム)
3章 忘れえぬ宿泊者たち(大きな笑い声のベーブ・ルースさん;キッパス監督のハンカチーフ;シャリアピンさんとコーヒー;おしのびのチャップリンさん;三重苦の人、ヘレン・ケラーさん;旭化成の堀朋近社長)
4章 暗い時代のホテル(汪兆銘氏の宿舎;外務省と大東亜省の施設になる;インド独立の指導者、チャンドラ・ボースさん)
5章 終戦と進駐軍のホテル接収(ミズリー号降伏文書調印の日の重光外相;GHQのウイロビー少将;ウイロビー少将と吉田首相の朝食会;極東軍事裁判の東京詰所)
6章 瓦礫の中から(復興期の日本を訪れたロックフェラー夫妻;ボブ・ホープさんの挙銃;マーガレット・オブライエンさん;素顔のマリリン・モンローさん;天才バイオリニスト、ハイフェッツさん;アラン・ドロンさんのチュッ)
7章 国際化の波に(インペリアルタワーの開業;エリザベス女王を迎賓館にお迎えして)
8章 ようこそ帝国ホテルへ(客室係の1日;黄綬褒章と犬丸社長)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よねよね

0
昭和62年に発行された本で、タイトル通り、客室係として著者が昭和8年に入社したときからのことが書かれています。1章が2.26事件から始まります。教科書で習う近代を、実際に人々がどのように過ごされていたのかが少しわかります。丁寧な語り口調で劇的な内容を穏やかに読むことができます。

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