感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
koo
7
ステーマンの中編、「ウェンズ氏の切り札」と「ゼロ」を収録した作品。「六死人」同様ウェンズ氏が探偵を務める「ウェンズ氏の切り札」で見られるトリックは現代読者は引っかからないかもしれませんが1932年作という先駆性は評価できます。「ゼロ」は予知能力者の死の予言通りの殺人事件を扱っていますが中々予想外の真相、幕切れを見せてくれました。ただ人物造形が浅くストーリーが平板で推理クイズのテキストみたいでせっかくのプロットが勿体なく感じます。もう少し長くても文章が書ける作家ならもっと面白くなった惜しい作品ですね。2024/02/23
kanamori
0
☆☆☆2012/09/28
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