内容説明
古典和歌の伝統を負いながら戯画化するという狂歌は、詠むにも理解するにも相当な教養を必要とされるが、天明期の江戸では、武士を中心に広く庶民にまで流行した。教養文庫では、ブームの頂点に立った四方赤良が編んだ『万載狂歌集』に初めて全首注釈をつけ、巻一から巻九までを上冊に、以下を下冊に収めた。
古典和歌の伝統を負いながら戯画化するという狂歌は、詠むにも理解するにも相当な教養を必要とされるが、天明期の江戸では、武士を中心に広く庶民にまで流行した。教養文庫では、ブームの頂点に立った四方赤良が編んだ『万載狂歌集』に初めて全首注釈をつけ、巻一から巻九までを上冊に、以下を下冊に収めた。