内容説明
諷刺、笑い、誇張といった手段で、世の中をシニカルに、あるいはユーモラスに見つめてきた日本漫画100年の足跡を、傾向を分析しながら克明にたどった労作。「正チャンの冒険」「のらくろ」「冒険ダン吉」「フクちゃん」「サザエさん」「鉄腕アトム」「オバケのQ太郎」等々、漫画の歴史は、そのまま民衆の夢と現実の歴史である。
目次
1 漫画の誕生(海を越えてきた漫画家たち;ポンチ絵から漫画へ;北沢楽天のデビュー)
2 漫画の開花(漫画漫文の発明者―岡本一平;子ども漫画の誕生)
3 漫画の受難(槿の先から―柳瀬正夢;講談社と子ども漫画)
4 漫画の復活(政治漫画の季節;漫画と映画の結婚―手塚治虫;「プッチャー」対「あんみつ姫」)
5 漫画の移行(文春『漫画読本』の16年;漫画賞の創設と受賞者たち;月刊誌から週刊誌へ)
6 漫画の隆盛(漫画が動いてしゃべった日;漫画単行本、いよいよ家庭に;外からの批判と内からの批判)
7 漫画の爛熟(漫画家の“公害”への怒り;戦後における戦争と平和―戦争と漫画)
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