目次
はじめに 近代民主主義は「大衆の国民化」を必要とした!
1 「遅れてきた国民」は大衆的公共性にどう向き合ったのか?
2 「輿論の世論化」。どちらもヨロンと読みますか?
3 情報社会もメディア社会も総力戦から生まれたもの?
4 初めて国民文化を具現したのはラジオ文明?
5 世論調査は国民共同体を確認する装置?
おわりに グローバル化時代のメディア史的思考―国民のまま歴史できるか?
著者等紹介
佐藤卓己[サトウタクミ]
1960年、広島県広島市生まれ。1989年、京都大学大学院博士課程単位取得退学。博士(文学)。東京大学新聞研究所助手、同志社大学文学部助教授、国際日本文化研究センター助教授、京都大学大学院教育学研究科教授を経て、上智大学文学部新聞学科教授、京都大学名誉教授。主要著作:『『キング』の時代』(岩波書店、2002年、第24回日本出版学会賞・第25回サントリー学芸賞受賞。岩波現代文庫、2020年)/『言論統制』(中公新書、2004年、第34回吉田茂賞受賞。増補版=2024年)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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momogaga
33
日本、ドイツ、アメリカの20世紀の歴史を「国民化」と言う視点で眺める事ができました。私が持つていた歴史の疑問を一部ですが、この本で解消することができました。これからも本書が勧める「歴史する」の考え方で、時空を超える旅をして行きます。2025/07/04
Go Extreme
1
世論のメディア史 大衆の国民化 歴史総合 近代化・大衆化・グローバル化 nationからcitizenへ 市民的公共性 大衆的公共性 公共圏 public sphere 輿論の世論化 総力戦 通信主権 ラジオ文明 全国メディア 国民大衆雑誌 キング 国民化メディア 想像の共同体 世論調査 戦争民主主義 国民の流民化 メディア史的思考 声の出版資本主義 マスコミュニケーション プロパガンダ 決戦與論指導方策要綱 ファシズム研究への警鐘2025/04/22