出版社内容情報
林田愼之助[ハヤシダシンノスケ]
著・文・その他
内容説明
本書は、『三国志演義』などによって形成された「悪人」曹操という虚像を排し、当時の常識的な思考を超越した武将、また時代に突出していた詩人としての曹操の実像を鮮明に描き出した、最新の書き下ろし作品である。
目次
1 曹操の生涯(悪玉視された曹操の実像;宦官の家の子として育って;『孫子』に学んで智を磨く;軍閥打倒をめざして独自の挙兵;時代を描いて挽歌を詠ず ほか)
2 曹操の文学(曹操と「建安の文学」;曹操の従軍詩;曹操詩の絵画的な風景描写;長寿を願う曹操の遊仙詩;清峻で通脱であった曹操の散文 ほか)
著者等紹介
林田愼之助[ハヤシダシンノスケ]
1932(昭和7)年、福岡県生まれ。九州大学大学院文学研究科博士課程修了。九州大学大学院文学研究科助教授を経て、神戸女子大学名誉教授。専門:中国文学。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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