出版社内容情報
堀越 孝一[ホリコシ コウイチ]
著・文・その他
内容説明
ジャンヌ・ダルクが「救国の聖女」の極印を打たれてすでに久しい。この通貨はいまだに有効で、なにか動乱があって女性が登場すると、すぐさまジャーナリズムは「現代のジャンヌ=ダルク」をうんぬんする。これも確かに「ひとりのジャンヌ=ダルク」ではあろう。だが、神格化された人々のアスピレーションのむかう対象となったジャンヌ=ダルクの陰に、「もうひとりのジャンヌ=ダルク」がいる。同時代人はジャンヌ=ダルクをヴァロワ王権の味方、教会にそむく異端の少女としか見なかった。本書は、その時代の生身のジャンヌ=ダルクを追い求めた、ユニークなジャンヌ=ダルク伝である。
目次
1 噂の娘(イメージのジャンヌ;オルレアンの攻防)
2 百年戦争後半の幕あけ(王権横領;党派の争い;分裂するフランス王国)
3 ジャンヌ現代史(オルレアンへ;一四二〇年代;北征)
4 ルーアンのジャンヌ(コンピエーニュの悲歌;裁かれるジャンヌ)
著者等紹介
堀越孝一[ホリコシコウイチ]
1933年、東京に生まれる。東京大学文学部西洋史学科で歴史を学び、同大学大学院人文科学研究科で堀米庸三先生の指導を受ける。専門は西洋中世史。茨城大学、学習院大学、日本大学をはじめ、多くの大学、大学院で教鞭をとる。学習院大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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