感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ソーシャ
1
読んだのは同著者の『グラッドストン 神と民に仕えた議会政治家』のほうですが、とりあえずこちらに。グラッドストン、ディズレーリ、ヴィクトリア女王という三人の人物に焦点を当てて、19世紀のイギリス議会政治の展開をわかりやすく解説した本。世界史のテキストでは主な内閣の丸暗記になりがちな箇所ですが、その裏にある議会政治の複雑な動きをしっかりと説明しています。19世紀イギリスの議会政治は模範的なものとされていますが、やはり人間がやるものだけあって、その後の他国と同様の問題を抱えていたようですね。2017/03/11