出版社内容情報
安岡 昭男［ヤスオカ アキオ］
著・文・その他
内容説明
明治外交の懸案であった条約改正をなしとげた陸奥宗光。幕末の激動期に藩閥ではない紀州に生まれたが、頭角を現し、農商務大臣についで外務大臣にまで上り詰め、剃刀大臣の異名をとるほどの活躍ぶりであった。しかし、病魔には勝てず、日清戦争の二年後に五〇代半ばの若さで世を去った。彼の人を見る目も鋭く、彼に見出された星亨・原敬・林董・小村寿太郎らの逸材がのちに活躍することとなる。本書では、彼の政治家としての評価はもちろん、その交友や家庭人としての姿も含め、回想や逸話などを交えて、多角的に人物像を描き出しながら、その行動の基となった思想を明らかにしようとした。
目次
１ 激動の時代に（維新期の陸奥；県知事そして藩政執事 ほか）
２ 修学、そして官界復帰へ（外遊の旅；外務省入省 ほか）
３ 条約改正への道（陸奥外交の一歩；条約改正の取り組み ほか）
４ 無比の評論家（晩年の陸奥；陸奥宗光の家族と人物評 ほか）
著者等紹介
安岡昭男［ヤスオカアキオ］
１９２７（昭和２）年、神戸市に生まれる。法政大学大学院日本史学専攻博士課程修了。法政大学教授を経て、法政大学名誉教授、同沖縄文化研究所客員所員（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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省事
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簡素な陸奥宗光の伝記。新たな研究の成果も踏まえつつ淡々と事績が綴られており、あれやこれやと解釈が積み上げられた本とはまた別のひなびた良さがある。2017/09/11
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- 和書
- 江戸の変わり咲き朝顔
