出版社内容情報
小笠原 道雄[オガサワラ ミチオ]
著・文・その他
目次
1 生涯と活動(幼年時代と少年時代;徒弟と遍歴の時代;カイルハウ―球体的教育のモデル;スイス時代;晩年;影響)
2 作品(主著『人間の教育』(一八二六年)
遊具―遊具への関心
家庭育児書『母の歌と愛撫の歌』(一八四四年))
著者等紹介
小笠原道雄[オガサワラミチオ]
1936(昭和12)年、北海道に生まれる。広島大学大学院教育学研究科博士課程(教育哲学専攻)修了。広島大学教授を経て、放送大学教授、広島大学名誉教授。教育学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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柳田
15
フレーベルの伝記。少し探してみても日本人によるまとまった伝記はこれしか見つからず、幼稚園の祖として名前は知られているように思うが、不人気なのだろうか。伝記と主著の解説の二部構成だが、伝記のほうに重きが置かれている。どうもこの人はフンボルトと違って苦労人のようだ。球体法則の哲学など、どうもキリスト教的な性質がかなり強いようで、日本への受容がどのようになされたのかが気になる。フレーベルはかなり敬虔な教徒だったようだし。いずれにしても大人物であって、『自伝』と『人間の教育』くらいは読まねば。勉強になりました。2018/05/22