出版社内容情報
吉沢 五郎[ヨシザワ ゴロウ]
著・文・その他
目次
1 トインビーの生涯と思索(トインビー家の人びと;トインビーの学風;古典教育と新しい人間教育―教育論;若い世代への期待)
2 トインビーの歴史観(西洋中心史観の克服;『歴史の研究』の構想;歴史の意味と目標)
3 トインビーの宗教観(高度宗教の成立;高度宗教の役割;文明にとっての宗教;現代宗教の課題)
4 トインビーと日本(日本への関心;近代化の意義と問題点;世界の未来と日本)
著者等紹介
吉澤五郎[ヨシザワゴロウ]
1937(昭和12)年新潟県に生まれる。早稲田大学大学院文学研究科特別研究課程修了。現在、麗澤大学客員教授、比較文明学会名誉理事(元会長)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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カラス
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人と思想シリーズを読むのはユングに続いて多分二冊目だけど、生涯と思想と業績がコンパクトにまとまっていてわかりやすく、コスパだけでなく1ページあたりの情報量という点から見てもお得。参考文献もわざわざ、入門書、研究書、などに分けてあるのも親切。トインビー初心者だけど、手広く見渡してあるので不満はない、これで千円なら安い方だろう。なかでも印象に残ったのはトインビーの宗教観について。文明のために宗教があるのではなく、世界宗教を生み出すために世界国家があるのでは?、という視点は独特すぎて目から鱗。2018/11/01